寂しさを埋めるよりも - ひとつふたつ

この人とのやり取りが終わったら寂しくなる
この人を逃したらまた一人になっちゃう
そんな不安や焦りしかなかった婚活
それなのに
この人で本当にいいんだろうか?
他にもいい人はいるんじゃないか?
こんな打算的な感情とも常に戦っていた。
だから私は常に
2~3人の人とやり取りをしていた。
寂しくならないように
一人に固執しないように
誰かと何回かお会いしていても
いい人がいるかもしれないと
常にアプリで検索していた。
「付き合いましょう」となっても
なんとなく保険を持っておきたいというか
そういった気持ちが芽生える時もあって
アプリの退会を見送ったことも。
実際そういう
「保険が欲しい」と思ったお付き合いは
長く続かない。
次第にラインの頻度は下がっていき
会おうと言っても「忙しい」と言われる。
寂しい気持ちを埋めるために
引き続きアプリを開く。
結果いろんな人と話して疲れる。
そんな負のルーティン。
寂しさから逃れるために開いていたアプリ
一回それをやめてみようと思った。
寂しいからじゃなくて
「結婚したいから」開いて一から検索した。
そこで出会ったのが夫だった。
お互いにこの人!って思えたから
お付き合いしましょうとなった時は
二人で一緒にアプリを退会したのだ。
寂しさを埋めるために人を探していると
おそらくそういう人としか出会えない。
結婚したいという気持ちを持って
冷静に相手のプロフィールを見ていく。
きっとこの人!が見つかる日は近くなるはずだ。