アンガーマネジメントという話 - ひとつふたつ

アンガーマネジメントという話
怒りとは

人は自然と自分と違うものを
「変わっている」と気にしてしまう。

少し他責思考の話にも重なるところはあるが

例えば
私はAという仕事ができるが、あの人はできないとして
「なぜAができないんだ?」
と気になってしまったら

Aをできるようにさせる
なぜできないかを咎め、怒る

というように自分ができることを
相手にもできるように求めてしまう。

私は人の「怒り」という感情は
相手との違いが分かった時に出るものだと思っている。

最近の私の「怒り」の出来事

私はマンションに住んでいて
1年前に今の家に引っ越した。

しばらく暮らしていると
だんだんと上の階の住人の生活音が気になるように。

それは夜10:30~11:30あたりに決まって
私たちの寝室の上の部屋から

ガタン
ゴトッ
ズズズ
シャー(水の音)

といった物音が聞こえてくるのだ。

そして物音は大体30分くらい続くため
寝る直前や寝初めの頃に物音がし始めると

私は目が覚めてしまっていた。
(夫は気にせず寝ている)

最近はそれがストレスで困っていて
管理会社に注意喚起のチラシの作成を依頼して
全戸に配布してもらったりしたけれど

なかなか改善が見られなかった。

上の階の人に怒鳴ってやろうか?
それとも天井を叩いて気づいてもらおうか?

もうそんな怒りしかなかった。

そんなある日、
水の音が強かった。

シャワーの音のような、
とりあえず水を流すような音。

(もしかして、上は風呂場かキッチン・・・?)

(お風呂場だったとしたら、
この時間帯に物音が聞こえるのもわかるな・・・。)

となぜか妙に納得し、
お風呂場なら仕方ない、と思えるようになったのだ。

自分が変わればいい

なぜ私が怒っていたのかというと

上の階の住人の生活のリズムや
音の原因が特定できなかったために

私と何かが「違う」と反応して気にするようになったからだ。

お風呂場かどうかはもちろん断定しているわけではないけれど

もしそうだったら?という
音の原因をある程度想像できるようになると

私との「違い」の感覚は薄れ
怒りの感情はなくなったのだ。

ただ、音自体を解決できたわけではないので
怒りの感情が消えた後は

「私が夫のように深く寝ればいいのでは?」

という解決方法を導いたのだ。笑
(ちなみに安眠の栄養素はグリシンだそうです)

グリシンをサプリで補いつつ
上から物音が聞こえても
「お風呂なんだな〜」と思いながら

いざ寝てみると

なんと安眠できている。笑

相手を変えようとすることは難しい。
だが自分が変わると解決することもある。

「この怒りをどうしたらいいのか」
と悩んでいるときは

その感情は相手に向けず
一旦自分でどう解決できるかを
考えてみてもいいかもしれない。

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ishitokifufu