趣味・嗜好を合わせるか否か - ひとつふたつ

趣味・嗜好を探る
婚活アプリでは必ず
「趣味」についてのチェック項目がある。
ときには婚活のアドバイスで
「プロフィールにはしっかりと
自分の趣味や嗜好を書きましょう」
さらには
「趣味が合う人を探せ」
という人もいる。
なぜそこまで趣味・嗜好にこだわるのか
それはアプリで出会うからだ。
お互いに知り合いもいなくて
全くの共通項がないところから出会う二人
その二人をどう繋げていけばいいのか?
アプリ内にあるコミュニティの存在も
二人の共通する何かを見つけるためのツール
共通項を探り当てていけば
彼氏彼女になるのではないか?
そして合う趣味が見つかれば
その話で盛り上がっていずれは・・・?
趣味・嗜好はバラバラでもいい
実際に私と夫は趣味が全く違う。
夫はスポーツ観戦が好きで
私はファッションが好き
夫は都市伝説が好きで
私は歴史雑学が好き
違うものが好きだからこそ
お互いの「好き」に向かう時間を尊重する。
趣味の話で盛り上がることはないけれど
今日の出来事
時事ネタ
未来の話
そんなたわいのない会話で
いつも二人の時間を楽しく過ごしている。
会話のない時はそれぞれの
好きなことをしてほどよい距離を取りつつ
話をしたい時はきちんと対峙し
お互いが話したいことを話し、聞く。
夫がアプリで婚活中
スポーツ観戦が趣味という女性とマッチングした。
確かに「あの選手が〜」
「あの対戦が〜」
とすごく盛り上がったらしい。
しかしそれ以外の話ができなくて
気まずい雰囲気が嫌で無理やり趣味の話をしたとか。
私もファッション好きではあるが
相手にもファッション好きであってほしいとは思わない。
お互いがファッション好きだったとして
お互いのオシャレの感覚が全く違うと
小さなこだわりからいざこざが起きそう
と思ってしまうからだ。笑
趣味が合うか、合わないかで
相手を選ぶのも一手ではあるが
その相手の持つ空気感、引き出し
居心地の良さも結構大切だったりする。
相手の趣味・嗜好を知らないからこそ
気にならない良い距離感。
だから平和に過ごせるのかな
と夫と一緒にいて思うのだった。