領収書のモヤモヤについて - ひとつふたつ

「領収書ください」
私がまだ学生だったころ
とある同級生Aちゃんがいた。
彼女は年上の会社経営の人と付き合っていた。
なので何か買うときは
「領収書ください」
と言っていた。
(当時はまだそこまで厳しくなかった)
そして私と一緒にご飯をしたときも
「一旦私が払うね!」と言い
ちゃんと領収書を受け取っていた。
その領収書で
彼女にお金が戻ってくるかはわからないため
念のため私は彼女に半額支払った。
後々違う同級生から聞いた話では
友達とご飯に行っては全額分の領収書を受け取り
彼氏の会社から経費として
その食費全額受け取っていたという。
つまり半額分支払っていた私たちのお金まで
見事彼女のポケットマネーになっていたのだ。
とある食事の風景
そんな領収書でモヤモヤした過去があったせいか
婚活アプリで知り合った人との食事で
「領収書ください」と相手が言うと
少しだけ警戒してしまう。
ご馳走してくださる分には
ありがたくお支払いいただくけれど
特に気になるのは
私もいくらか支払ったときだ。
まさか私の支払い分まで
経費として受け取ることはないだろうが
ただなぜ領収書を受け取るのか?
とある一般企業にお勤めの男性とマッチングし
美味しいお肉が有名な居酒屋さんへ
楽しく食事を終え
お会計の時に彼は
「領収書ください」と言った。
さらに彼は私に
「じゃあ、3,000円もらってもいい?」
と言った。
そのとき私は質問をしてみた。
「領収書もらったら何かあるの?」
「個人事業もやっているんだよ。
これを経費にしたら税金が安くなるんだ」
とのこと。
価値観の相違
・・・そうか・・・。
・・・税金対策か・・・。
これは人によって反応は違うかもしれないが
私の場合は結果的にモヤモヤしてしまった。
結婚を考えた人と初めて会う機会の食事で
ちゃっかり税金対策の材料にされたことが悲しかったからだ。
こちらとしては個人事業主ではないため
領収書も必要ないし
なんならお支払いした3,000円で
私が節税できるということは一切ない。
これはもちろん私の意見で
他の人にしてみたら
「きちんと節税を考えているしっかりした人」
とも捉えられるが
私は違った。
その小さな価値観の違いが
結果その人とは1度だけお会いして終わった。
領収書でモヤモヤしない人だったら
その方と合っていたんだろうな。
もし
個人事業主同士の婚活だと
この領収書問題はどうなるんだろう・・・?
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婚活あるある、失敗例3
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